ドリームフォースが開催されました。今年は初めてチケット発売が8月末で締め切られました。
サンフランシスコの人口は85万人。そこに今年は17万5千人が終結したそうです。まあ、IT業界の近未来を見るお祭りですから機会があれば是非参加して下さい。アメリカの方なら3年後、日本人には5年後の未来が見えるといわれています。
過去のドリームフォースを10年ほど遡ってみましょう。これは個人的な感想なので異論は認めます(笑)
- 2006年:APEX Javaのような独自言語が発表されました。
- 2007年:VISUALFORCE Javaで言うJSPの様なViewを表現する言語
- 2008年:FORCE.COM 今では当たり前のカスタムオブジェクトを使ってCRM以外まで手を広げました
- 2009年:CHATTER セールスフォースのコラボレーションがここから開始しました
- 2010年:DATABASE.COM これが出た時に衝撃を受けました。まさか短命に終るとは・・・
- 2011年:RADIAN6 パブリックソーシャルの芽生え。twitterの全メッセージを検索できます。
- 2012年:MARKETING CLOUD まだ、日本で普及しているとはいえません。5年後として来年でしょう。
- 2013年:SALESFORCE1 HTML5に期待していたのですがあきらめて独自アプリを出しました。これは既に普及していますね。
- 2014年:WAVE グラフがゆらゆら揺れながら変形するのでサーフィンにたとえたそうです。普及にはまだかかりそうです。2019年ごろでしょうか。
- 2015年:IoTクラウド サンダーという仕掛けが発表されました。日本ではまだ黎明期ですね。
そして今年の目玉は、機械学習のAI(アインシュタイン)とコマースクラウドだと思ってたのですが今日のセッションで驚くような発表がありました。
マツコデラックスかと思いましたが(笑)セールスフォーズ・ディーエックスと読むらしいです。コマンドラインのサポートや継続的デリバリなど開発者に優しい仕掛けだそうです。
最近のセールスフォースはSaaSに力を入れているように見えます。見積作成のSalesforceCPQ、作業員の自動スケジューリングのFieldServiceLightningや、コマースCLOUDなどです。
サービスクラウド関連も盛り上がっているようでした。このセッションは超満員でした。Roadmapとしては次の5点がポイントでした。
Lightning Consoleのサポート(ツールバーは左下)
設定作業の容易化(ガイドナビゲーションを表示します)
ソーシャルの充実(コンソールから直接書き込み可能)
オムニチャネル対応
日本人向けのイベントにも参加させていただきました。サンフランシスコでセールスフォース開発(R&D)で働かれている日本人5名によるパネルディスカッションが面白かったです。折角なので、AWSについて質問してみました。
「AWSへの移行が噂されていますが、AWSの勉強とかされていますか?」
「いくつかの記事が出ていますが、誤解があるようです。我々はAWS自体の勉強はしていませんし、今のデータセンターの環境が変化する事もありません。ひとつの選択肢としてAWSも選べるようにしようとしているだけです。」
これから3日間、楽しみます!