Summer'15のリリースが日本で主に使われているap系インスタンスでは2015/06/13に行われますね。まもなく日本語でもリリースノートが提供されるかと思いますが、一足先に英語のお勉強を兼ねて(?)リリースノートを読んでみたので、記憶に残ったところをあげていきます。。 それでは発車しまーす。。。
重要な更新
- PageReferenceのgetContent()とgetContentPDF()がCallout扱いに
- 静的リソースがVisualforceドメインから提供される
一般的な機能拡張
- Mac版DataLoaderコマンドラインからは利用できないので要注意
Analytics Cloud
- AppleWatchのサポート
- Wave REST APIRESTAPIを利用してAnalyticsCloudのデータを直接クエリしたり、インポートされたデータセットにアクセスしたり、レンズ情報の取得が可能
- SAQL(Salesforce Analytics Query Language)の機能拡張開始終了日を指定してクエリが実行可能。日付系の関数が追加(NOW()やtoDate()など)
Mobile
- Salesforce1
- Lightning App Builder 正式リリース
- リードの取引開始機能が正式リリース
- ChatterMobile MobileDashboardsのサポート終了
Communities
- コミュニティの管理機能さらなる管理メニューの簡素化
- レポート機能CustomerCommunityPlusまたはPartnerCommunity系ライセンスのユーザはプロファイルで権限を付与することによりレポートの作成と編集が可能に
- 差し込み変数の追加{![any_object].Link}や$Networkによって、Commuity時のブランディングがより簡単に
Sales Cloud
- テリトリーの機能拡張割り当てが簡単に、Apexを利用して柔軟な割り当ても可能
- 重複管理SOAP API対応 Force.comライセンスでも利用可能
- Notes(Beta)??リッチテキスト形式で入力したNotesからTODOがつくれる??
Service Cloud
- Omni-Channel(Beta)あらかじめ定義した設定に準じてルーティングして各空きエージェントにタスクをPush型で割り当てが可能
- SOS(Beta)モバイルアプリケーション上に配置されたヘルプボタンから顧客はすぐにサポートエージェントとVideoChatが可能になる
- マクロ機能の拡張
Chatter
- Chatter Feedの編集が可能これまで削除してこっそり再投稿されていた方、待望の機能です。
- Salesforce Filesの制限緩和同期可能ファイル数やメッセージの文字数などが緩和されています。
Salesforce Reporting
- REST APIの機能拡張RESTAPIを利用してダッシュボードの削除やレポートの保存、コピーなどが可能に。 Salesforce1のレポートダッシュボードには適用されません。
Deployment
- SandBoxのコピーが早く
- 運用環境のライセンスをSandBoxのリフレッシュなしで、SandBoxに適用可能に開発終盤でライセンスを本番環境に追加され、UATでそのライセンスを利用したいなど、意外と苦労していたところですね
- MigrationToolの機能拡張クイックデプロイなどがMigrationTool経由で可能に
Force.com カスタマイズ
- 拡張ルックアップ時に距離によるフィルタリングが可能
- LightningConnect別Salesforce組織を外部データソースとして利用可能 ApexコードでLightningConnectorを実装可能 SFDC組織A >(LightningConnect) > SFDC組織B >(ApexCallout) >別システム が可能になる??
- LightningProcessBuilderの機能拡張新しい関数の追加 複数選択リストをさまざまなところで利用可能に プロセスのVersion管理が容易になり、削除にも12時間待つ必要がなくなる。
- ガバナ制限に関してモニタリングができる??
セキュリティとIdentify
- Platform暗号化これまでの暗号化項目とは別のさらに高度な暗号化機能(ファイルも暗号化される) ※要追加費用
- Salesforceユーザもログアウトページの指定が可能
Force.com開発
- 複数行に渡るApexコードのカバレッジ集計方式の変更すべてのAPIバージョンに適用されるので、これまでカバレッジを満たしていたものが、カバレッジを満たさない可能性もあるので、リリースの際には要注意ですね! サンプルもある詳しい変更内容はこちら
- レポートやビューのクエリプランも取得可能
- MapとSetの並び順が決められた順序となる。
- LightningComponentが正式リリース
あと、、、 サポートブラウザにも変更がありますのでご留意ください。