はじめに
皆さんこんにちは
全てのナレッジを愛し、全てのナレッジに愛された男!になりたいと思ってから、早半年...
ナレッジをこよなく愛する仲です。
ナレッジ好きな方であれば待ちに待ったLightning KnowledgeがSummer'17で正式リリースされました。
今回のブログでは正式にリリースされた「Lightning Knowledge」についてリリースノートの中からいくつかピックアップして機能をご紹介したいと思います。
「Lightning Knowledge」が正式リリース!
Summer'17のリリースノートには下記のように記載があります。
Lightning Knowledge が正式にリリースされました。レコードホームページのカスタマイズ機能、ファイルオブジェクトへのレコードタイプと関連ファイルのインポート機能、Lightning Experience での Knowledge 設定、コミュニティのサポートなどが提供されます。この変更は Lightning Experience にのみ適用されます。
では早速正式版になったLightning Knowledgeを見てみましょう!
Lightning Knowledge の設定の一元化
今まではClassicで設定を変更する必要がありましたが、Lightning Experienceで設定変更ができるようになりました。
切替が不要になってよいですね!
ナレッジ記事バージョン (KAV) に対する
SOQL クエリの更新による、迅速なクエリ
このリリースで、ビューの条件に言語と公開状況を指定する必要がなくなりました。
ただし、公開状況を条件に指定しない場合は公開の条件がデフォルトで適用されるため
公開状況をまとめて表示するビューは設定できません。
Lightning Knowledge リッチテキストエディタへの
機能強化による、魅力ある記事の作成
ベータ版の時と比較すると設定できる項目が増えていますね。
(ソースを見るとCKEditorのパスの記載があるのでClassicに合わせて戻した感じでしょうか)
ベータ版の場合
クラシックの場合
気になる点
Lightning Knowledgeを触ってみて、いくつか気になる点を見つけました。
レコードを参照しても最近参照したデータのビューに
レコードが表示されない?
いくつかレコードを参照したのですが、最近参照したデータにはレコードが表示されませんでした。
ベータ版では下記のような表示が出ていましたが、メッセージは変わっているようです。
リッチテキストの編集までのステップが変わった?
記事の編集ボタンをクリックして編集画面に遷移しますが、リッチテキストの場合はさらに編集ボタンをクリックして編集する流れになっています。
保存ボタンを押すと、レコードが保存される流れになっています。
まとめ
今回正式リリースとなったLightning Knowledgeについてピックアップしてご紹介しましたが、リリースノートにはLightning Knowledge に関する考慮事項として下記の記載があります。
現在、Classic Knowledge に複数の記事タイプがある場合は Lightning Knowledge を有効にできません。
Lightning Knowledge では、複数の言語と翻訳はサポートされません。現在、組織で複数言語が有効になっている場合は Lightning Knowledge を有効にできません。
Lightning Knowledge はデータカテゴリ数が 300 未満の場合にのみ使用することをお勧めします。これより多い場合は、パフォーマンスが低下する可能性があります。
記事タイプを1つにすることや、データカテゴリを300未満にすることは大変かもしれませんが、記事の管理についてはクラシックよりも格段にやりやすいので切り替えるメリットは十分にあると思っております。
次回のバージョンアップでどんな機能が追加されるのか、今からとても楽しみです。