はじめに
みなさんこんにちは Dreamforce 2013で発表されたSalesforce1使っていますか? スマートフォンやタブレットの普及に伴いモバイル要件も多くなってきていると思います。 Salesforce1はモバイル要件にぴったりなのですが、ブラウザで表示したSalesforceと違う点も多く見られます。
今回はSalesforce1のちょっと気にしたい点について書きたいと思います。 ※Spring'14時点で執筆した内容のため、Summer'14のバージョンアップで対応された箇所や、今後のバージョンアップで改善されていくことと思います。期待して待ちましょう!
フルサイト=ブラウザで表示したSalesforceとして読んで下さい。
Salesforce1での予定の参照について
モバイル端末からSalesforceの予定を参照したいという要望は毎回というぐらいよく聞きます。 Salesforce1でもSalesforceに登録されている予定を参照することができますが、予定の表示方法がフルサイトと違います。
フルサイトの方では日表示、週表示、月表示のカレンダーで表示されますがSalesforce1では一覧形式の表示になります。 もしモバイル端末からSalesforceの予定を参照したいといった要望が出た時は、表示方法が違う点に注意が必要です。
Salesforce1でのビューの表示について
Salesforce1で左側のメニューから対象のオブジェクト名をタップするとビューと最近使用したデータが表示されます。 この画面で表示されるビューは最大4件までしか表示されません。
また、このビューの並び順についてはフルサイトで使用した順にビューが表示されるようです。 ビューの並び順を保持するためにビューの名前に数字をつける(00.全てとか)のはよくやるカスタマイズかと思いますが、 Salesforce1では並び順が保持されない点に注意が必要です。
また、自分が試した環境ではフルサイト側でビューの表示を一度もしていない場合は、ビューそのものがSalesforce1側で表示されない状態になっていました。 モバイル端末のみでの運用を想定するようなケースの場合には注意が必要かもしれません。
Salesforce1でのメニューの設定について
Salesforce1の左側のメニューはモバイルナビゲーションの設定で変更できますが、 全ユーザー共通となるためプロファイル単位に切り替えるといったことができません。
そのため、モバイル端末で表示するメニューについては注意して決める必要があると思います。 「Salesforce1でのメニューの設定について」はプロファイル単位で切り替えることはできませんが、 タブの参照権限を外すことによってプロファイル単位で表示されるメニューを変えることはできます。
また、フルサイトにあるアプリケーション機能もないため、業務別にメニューを切り替えるといった要望があった場合にも注意が必要です。
Salesforce1での検索機能について
フルサイトのグローバル検索等では一文字でも検索できますがSalesforce1の検索機能では1文字の検索はできないようです。 リードやユーザー名等、人の名字については一文字の場合もありえるので注意が必要です。
Salesforce1での必須項目の表現について
細かい違いですがSalesforce1では必須項目については青字の目印が付きます。必須項目の表現がフルサイトと違う点に注意が必要です。
※実際にお客様からもっと目立つようにできないかとご指摘を受けた経験があります。
最後に
Salesforce1はものすごい勢いでバージョンアップをしているので今回の内容もきっと対応してくれると思っています。 今回挙げた内容以外にも見つけたらまたブログで報告したいと思います。