このブログをご覧になっている皆さん初めまして、Dreamforceブログの3日目担当の古田といいます。 初めましてなので個人的なことをちょっとお話させて頂きます。
コチラに来てからというもの、英語圏の方々に話しかけると必ずと言っていいほど「Sorry?」といわれ、 ブルーノマーズのライブで受付の兄ちゃんにワインをちょーだいと頼んだら、 パスポート見せろ(明らかに英語が不自由そうだったので要求されたと思われる)といわれ、 仕方なくパスポートを見せるとあなたがとても若く見えたからパスポート見せてっていったんだよと 微妙な言い訳されたり何かと疲れることが多いです。
でもDreamforceのザ・エンターテイメント的な雰囲気、 食事・飲物の大判振舞い(タダで食事・飲物が提供されます♪) 歴史を感じる建造物が多いサンフランシスコの町並みと3拍子揃ってとても魅力的で、 Dreamforceツアーを楽しんでいます。
Dreamforceで、Salesforceの強みは カスタマーサクセスと同時にイノベーションを実現していることだと CEOであるマーク・ベニオフが何度も強く訴えていました。
このブログではそのイノベーションの中から今後大きく広がっていくと見られている ウェアラブル関連のセッションを受講してきたので、ざっくりですがその内容をお伝えしたいと思います(理解が甘い部分もありますがご容赦下さい)。
セッション内容
「Pebble SmartWatch」というウェアラブルスマートウォッチと Salesforceを連動させるにはどのように実装したらいいかのデザインパターンを ざっくり解説・デモをしたもので、Dreamforceのセッションの中では30分と 非常に短めのセッションでテンポよく終了しました。 (Dreamforceのセッションは1時間~2時間くらいが多いです。 ちなみにマーク・ベニオフのキーノートセッションは3時間でした・・)
Pebble Smart Watchとは
Kickstarterから出資をうけた米国のベンチャー企業「Pebble Watch」から 2013年にリリースされたウェアラブルスマートウォッチのことです。 ちなみにこのベンチャー企業「Pebble Watch」は 今年6月10日にSalesforceから発表された「Salesforce Wear」へ参加を表明している企業の一つです。
スマートフォン(iPhone or Android)の「Pebble App」アプリと 時計側の「Pebble App」アプリとが連動し、スマートフォンへ着信した音声やメールなどを 時計側へ「Notification」(通知)してくれます。 Pebble Smart Watchのカラーバリエはホワイト・レッド・ブラックの3種類あって、なかなかお洒落。
スマートウォッチの利点・欠点
利点
1.主な利用機能は一目見ただけで確認可能な情報を提供することと、軽いメッセージのやりとり
2.スマートウォッチだけで確認が終わる(スマホをいちいち確認しなくてもOK)
3.成長市場 欠点 1.リソースに限界がある →頻繁にディスプレイをアップデートする必要があるので、バッテリーがあまり持たない 2.UI実装が難しい 3.スマートウォッチのディスプレイスペースの小ささ、時計に依存した機能に制限される< 4.ユースケースが狭い、モバイル利用に限られる デザイン
パターン全体像
4つのコンポーネントから構成。
1つ目はSalesforce(web or Mobile)、2つ目がSalesforce1(スマホ)、 3つ目がPebbleアプリ(スマホ)、最後に時計側のPebbleアプリ
SalesforceとSalesforce1(スマホ)はRestAPIでやりとりを行い、 スマホのSalesforceデータとSalesforce本体のデータを同期。 PebbleアプリはSalesforce1とOAuthでやりとりを行い、Salesforceのデータをアプリに受信。 時計側のPebbleアプリはPebbleアプリ(スマホ)と BLE(Bluetooth Low Energy)でやりとりを行い、通知等を実施。
Pebbleアプリ(スマホ)
JavaScriptで構築され、Salesforce側のWebServiceをOAuthで呼び出しデータを受信。
Pebbleアプリ(時計)
C言語で構築され、時計側画面へのデータ表示や通知。 メニュー・データ表示機能と時間表示表示機能の2機能。
Pebbleアプリ(時計)とPebbleアプリ(スマホ)との繋ぎ
AppMessageFrameworkが提供するAppMessageと呼ばれるメッセージ機能と、AppSyncとよばれる等間隔でのデータ同期機能で実現
Apexに加え、Cの知識も必要となってくるので学習コストはちょい高めですが 今後様々なデバイスとSalesforceとの組み合わせパターンは多くなってくることが予測されるので、 C系言語の知識はSalesforce開発者にとっても必須になってくると思われます。
最後に
IHS社はホワイトペーパー「Wearable Technology - Market Assessment(英語)」で、 2014年のウェアラブルの販売実績はおよそ5,000万ユニットに達し、 2018年には1億8,000万ユニットを超える見込みと伝えました。
そんな中salesforce.com社も企業向けウェアラブルコンピューティングにおける業界初の取り組みである 「Salesforce Wear」、「Salesforce Wear Developer Pack」を発表し、 今後ウェアラブル向けアプリケーションの構築に力を入れてく方向性を打ち出しています。 つまり、我々Salesforce開発者も必然的にその流れについていく必要があります。
今迄は我々のようなSalesforce開発をメインとしたSIerに開発依頼があった場合、 その大部分がSalesforce上で動作するアプリの作成(Apex・VFを使用)でしたが、 今後はSalesforceと連動させるスマートウォッチのアプリ開発依頼(Cやjs)なんてのが 少しずつ増えてくることが予測されます。
Salesforceの提供機能がどんどんアップデートされていく中、 我々開発者の知識・技術も同じようにアップデートをしていく必要があるなと強く感じたDreamforce3日目でした。