Dreamforce2014 レポート3日目 ? 『Developer Keynote』

DeveloperKeynoteTitle

皆さん、こんにちは。 サンフランシスコにて開催されている、Dreamforce2014に参加中の植松です。

2日目のメインキーノートが終わり、3日目は各分野のキーノートが多く発表されています。 その中でも開発者としてはとても気なる『Developer Keynote』に参加してきましたので、 レポートさせて頂きます!

Salesforce1 Platform

まず初めに「This year has been EPIC」ということで数字による振り返りからとなりました。

SalesforceDevelopers EPICNumbers2014

上記の通り非常に多くの開発者とコミュニティが存在し、世界各地で様々なアプリケーションが、Salesforce1 Platform上で開発されていることが伺えます!

Salesforce1Platform Trailhead

Customer Success Platform

開発されるアプリケーションは多様で、上記の例(左図)では「Customer Success Platform」であるということが強調されていました。 Force.com上で従業員のためのアプリを作成し、Heroku上で顧客のためのアプリを開発したとします。さらに「heroku connect」のような技術で、シームレスに連携することで、従業員のアプリと顧客のアプリの境界をなくすことを目指しているとのことでした。

Trailhead

また、このような幅広いプラットフォームにおいて、開発者はどうやって手を付ければよいか困惑すると思いますが、Salesforceの開発について学べる「Trailhead」(上記右図)というサイトリリースの発表がありました。 現在のところApexやVisualforceの開発のコースが用意されていますが、COMING SOONとなっているコースもたくさんあり、今後の拡充にとても期待しています!

Lightning

続いて、アプリケーションの開発の話に戻ります。 Lightningに関してはその他記事にも詳細な記載がありますので少々割愛させて頂きます。

モバイルアプリケーションの影響

世界中で(広義の意味で)アプリケーションは1000億以上のダウンロード数があり、それらは私達の生活に大きな影響を与えています。 また、各企業のエグゼクティブもモバイルアプリケーションの重要性をとても意識しているということは他のセッショにおいても紹介されておりました。

リリースサイクル

Apple社のAppストアで人気のアプリケーションは、非常にリリースサイクルが早いということを例に、開発者はただアプリをリリースするのではなく、とにかく早く対応することが重要であるということ強調されていました。

コンポーネント

コンポーネント化の流れはSalesforceだけなく、他の企業や団体も目指している方針でありLightningもそのうちの一つであると言えます。 再利用可能なコンポーネントを組み合わせ、既存にない全く新しいアプリケーションが作ることを意図しています。

ComponetFrameworks

Heroku

Heroku2014 HerokuDX

こちらも今年の振り返りからとなりました。(上記左図)Heroku ConnectやPHPの公式サポートなど大きな話題が多かったHerokuですが、9月頃に発表された「Heroku DX」(上記右図)の内容が印象的でした。

DashbordやPostgres DbXなどもとても気になりますが、個人的に気になったのが 「Heroku Button」となります。 このボタンはWebサイトに設置でき、ボタンに設定されたソースコードを、ボタンを押した人のHerokuアカウントにデプロイするという面白いボタンとなります。 登場時期からとても話題となっていましたが、今回のセッションの中では「Heroku CX Patterns」(下記図)と併せて紹介されました。下記図では1パターンとして構成例が記載されていますが、このような高品質なアプリケーションのコードが「Heroku Button」を通じて共有されています!

コラボレーションによってより良いCustomer Experiece Appが作成され、これらを活用することでよりSalesforce開発を加速させることができる素晴らしいサービスであると個人的には思います! HerokuCXPatters

最後に

長々と書いてしまいましたが、『Developer Keynote』では説明しきれないほどたくさんの説明やデモがありました。 様々な発表や機能拡張がありましたが、一貫して言えることはSalesforceにおける開発をより早く、より高品質にというコンセプトが感じられる内容となっておりました。 いち早く新機能を取り入れてSalesforce開発を加速させていきましょう!

以上『Developer Keynote』レポートでした。 Dreamforce4日目のレポートもお楽しみ下さい!