Dreamforce2015 Day1:セッション巡りとその所感

どうも、テラスカイの武部と申します。
今回はDreamforce2015の参加メンバーとして特別に記事を書くことになりました。
拙い文章ですが、読んで頂けると幸いです。

今日はDreamforce2015で開催されている以下の5つのセッションに参加させて頂きました。

  1. Collaborate for Better Results: How to Build a Better Sales Organization
  2. Admins and Developers: Embrace Your Inner Consultant
  3. See Androids Fighting: Connect Salesforce with Your Android Wear Watch
  4. 15 Tips on Salesforce Data Migration
  5. Wrangling Big Data for Wave Analytics

1、2はコンサルタントとして案件を進めていくうえで、何か参考になる情報はないかということで参加。
3、4、5は何か新しい技術を発見できないかと考えて参加しております。

1. Collaborate for Better Results: How to Build a Better Sales Organization

 私の中では本日のセッションでもっとも興味のあるセッションでした。
 Philips社の事例報告は何度か取り上げられているので、私自身も日々の案件で参考になる部分があるの
 ではないかと考えており、一度直接見てみたいと思っていました。

 Philips社がどのように成果を得ることが出来たのか、大きな変革を伴うプロジェクトを進めるための手段
 について説明されていました。
 具体的には
  ・顧客からの利用状況を素早く集める方法
  ・実行した行動を素早く評価できる方法
  ・常に学んでいくことの出来る人材の確保・育成
  ・それらを強く推進していくリーダーシップ
 Philips社では上記の内容を行うために、体制を作り進めているようです。
 その所々でSalesforceが改善をする上で有効だったと説明されていましたが、私の語学力の無さのた
 め詳細が掴めず非常に悔やまれます。
 
 今回の主題は良い組織を作るにはどうするかということなので、人に係る部分を多く説明されており
 この考え方は、多くの組織で有効に活用可能なものではないかと感じました。
 私も今後の案件を進めていくうえで、有効な部分は適用していきたいと思います。

 なお、このセッションは少し離れたホテルで実施されたのですが、席は8割ほど埋まっており
 Philips社でのSalesforce導入事例は今でも高い関心を得ているものだと改めて思いました。

2. Admins and Developers: Embrace Your Inner Consultant

 3人のコンサルタントが異なる視点でSalesforceを活用していく方法を説明されていました。
 20分程のセッションで3人交代に話すため、あまり詳細な話はありませんでしたが
 印象に残った内容としては「Salesforce」、「仕事」、「人」の各ナレッジが重なったところを意識し
 活用していくことが必要と説明されていたことで、私も「Salesforce」と「仕事」については日々の案
 で意識しておりますが、「人」は充分に考慮されているか考えさせられました。

3. See Androids Fighting: Connect Salesforce with Your Android Wear Watch

 こちらのセッションはMobile SDKを利用したSalesforceとAndroid Wear Watchの接続方法を説明さ
 れていました。
 内容としては、
  前半は、どのような手順でSalesforceとAndroid Wear Watchは接続できるのかの説明。
  後半はサンプルコードの説明とデモ。
 でした。
 Mobile SDKを利用した基本的な動作を行う内容でしたので、このセッション自体には何か新たなサー
 ビスを生み出すような話はありませんでしたが、今後はこういった道具を利用したサービスを提案する
 必要があると考えられるので利用できるようにしておきたいと思います。

4. 15 Tips on Salesforce Data Migration

 こちらも基本的な注意事項を説明されていました。
 内容としては
  ・セキュリティ周りの設定を意識する必要がある
  ・コーディングでIDやURLをハードコーディングしていないか
  ・想定している容量、その容量は本当に必要になるか。
 等でした。
 私自身としては日々の案件で知識として持っていたことでしたが、将来的に自社での運用を意識されている
 お客様に意識して頂く内容としてはこのような提示の仕方も良いと思えました。

5. Wrangling Big Data for Wave Analytics

 こちらはツールの使用方法をデモを行いながら説明されていました。
 Salesforce Analyticsに対して専用のツールでデータを投入するという内容で、ツール自体の説明
 が主でしたがセッション中は立ち見の方も多くBig Dataの分析手段に対しての関心の高さが伺えました。

所感

 1日目を終えた感じたこと(特にPhilips社の事例を見て)は、
 我々コンサルタントはお客様に社内で適切なリーダーシップを発揮できるようサポートするために
 下記の事を学ぶ必要があります。
  ・新しいことに対しての正確な知識。
  ・知識を組合せ新しい物を作り出せる想像力。
  ・現在の流行を知る感覚。
 これらを身につけて適切な提案を行うことで、お客様はリーダーシップを発揮し最適なシステムを
 作成できるのではないでしょうか。

最後に

 今回のイベントで得た経験を元に、今後、一緒にプロジェクトを進めていく方と良い成果が出せれ
 ば幸いです。