Dreamforce2015 Day3 Developer Keynote

皆さんこんにちは
初めての海外、初めてのDreamforce、初めてのブログと初めてづくしですが、
開発をしている身としては「Developer Keynote」について気になり参加してきたので
その内容をレポートさせて頂きます。

Developer Keynote

まず、Salesforceの開発者が230万人に達したことの報告からセッションは始まりました。
この230万人という数字は4年前までは50万人であり、今では4倍以上に相当する人数とのこと!
昨年の人数が180万人とのことでしたので4年前の開発者よりも多い方々がSalesforceの開発者となっていることに驚きを感じました。
私的な感想はこれくらいにし、これより今回のセッションで発表されていた内容について触れていきます。

AppCloud

今回のセッションでは昨年発表された「TrailHead」についての現状と
AppCloud」と呼ばれる新しいプラットフォームの発表がありました。

AppCloud」は「Force.com」、「Heroku Enterprise」、「AppExchange」、
Lightning」、「TrailHead」、昨日の基調講演で発表された「Thunder」を
統括したプラットフォームです。

これらの開発手法については「TrailHead」を利用することで学ぶことが出来ます。

Lightning Component Framwork

  • JavaScript Framwork
  • Component Inspector
  • Lightning Out
  • Lightning Experience

これらによりLightning Componentを利用し、Drag & Dropで簡単に画面作成が可能となりました。
画面作成の際に利用するLightning Componentは標準で用意されたものもありますが、
必要に応じて自身でCustom Componentを作成する方法やAppExchangeから取得してくる方法があります。
現在、AppExchangeにはパートナが作成した50以上のLightning Componentがありますが、
作成したCustom ComponentをAppExchangeとして公開が可能なため、今後もさらに数が増えていくことでしょう。

Salesforce Lighting Design System

Lightning ComponentのようなUIを実現するための機能。
この機能を利用し、従来のClassicな画面をLightningのUIに合わせたりなどが可能です。

Lightning DX

  • Heroku Flow For Continuous Delivery は以下のような機能を備えています。
    • 開発環境をLocalにおいておき、それをシームレスにリリースできるようにしており、
      現在の開発の主流スタイルを大きく変更することなく開発ができるようにHeroku側で対応しています。
    • GitHubでプルリクエストをする毎に自動で動作環境と同じプレビュー環境を作成し、
      それを用いて動作確認することができる機能。

Salesforce Sheild

怪しいログインの通知やカスタムフィールドの値の暗号化などといったセキュリティ機能

Heroku DX

  • Heroku Private Spaces
    • こちらの機能は日本の開発者から強い要望があったものです。
      Herokuでマルチテナントとしていた環境を、隔離されたネットワークから利用可能な機能となります。
      この機能には従来のHerokuの機能を備えています。
      現在は、ヴァージニアおよびオレゴン、フランクフルト、東京にリージョンがあります。
      今後、リージョンは増えていくとのことです。

終わりに

今後はSalesforceのカスタマイズが出来るのはもちろんですが、
内部で利用されているHTML5やHerokuの技術や知識をしっかり身に着けていかなければ、
他の技術者との差が明確に出てくるだろうと感じさせられました。

今回の記載した機能の内容は私が理解できた範囲の内容となっております。
詳細は後日、撮影されていた動画などが公開されると思いますので、
そちらで実際のデモなどを参照の上、確認して頂ければと思います。

それでは、このレポート以外にもDreamforce'15 3日目のレポートが
公開されますのでぜひご覧ください。