みなさん こんにちは。Dreamforce3日目、佐々木がお届けします。
今日は、Marketing Keynote、Sales Keynote、CommerceCloud Keynote、Einstein Keynoteの
4つのProduct Keynoteのなかから、先月発表されたばかりのCommerce Cloudについて
Keynoteの内容を中心にSessionやブースで聞いてきたことを書きます。
Commerce Cloudとは
キーワードは、One to One
これまでの、ショッピングサイトは、Static Content、Dynamic Merchandisingなど
One to Allが中心でした。今は、One to Someになりつつあるが、次は、ひとりひとりの顧客の
嗜好やニーズ、購入動向に合わせた、One to Oneマーケティングの戦略がカギとなってきます。
Commerce Cloudで何が変わる?
- Commerce Cloudは、Web、モバイル、ソーシャル、実店舗といったすべての販売ポイントに対応
あらゆるチャネル・デバイスに対応することで、機会損失を防ぐ - モバイルFirst、店舗でのオペレーションに対応可能
多くのユーザがモバイルで買い物をする時代。e-コマースもモバイルファーストが求められる
店舗での販売計画もサポート - Einstein(AI)によるショッピングサイトの自動カスタマイズ
One to Oneマーケティングの実現、顧客ごとに最適化された、ショッピングサイトの提供 - Apple Payによる決済
モバイルからの決済の煩わしさを解決し、販売機会損失を防ぐ
Commerce Cloudの導入実績
53カ国で1,800サイトを超えるお客様、そして、2016年で行った取引は160億ドルを超えています。
Commerce Cloudの有益性
Commerce Cloud Advantageとして、3つの導入事例を中心に話がありました。
Faster Inovation
Predictive Commerce
Unified Experience
事例もすごかったのですが、やはりなんといってもここでもEinstein!
Commerce Cloud Einstein
One to Oneのマーケティングを実現させるための3つのポイント
Product Recommendations
パーソナライズされた商品の案内をWebやモバイル、店舗で実現されます。
例えば、あるファッションブランドのサイトをAさんとBさんでが見ていたとします。
同じブランドのサイトを見ていても、見ている商品が異なると、おすすめされる商品が
異なります。また、同じ商品であっても、過去の買い物や閲覧履歴から、おすすめされる
商品の順番がことなります。
さらに、おすすめされる商品だけではなく、見ている商品に関連する商品なども表示されます。
ちょっと分かりずらいのですが、選んだ商品に対して、パーソナライズされおすすめやデザインが似たものが表示されます。
Productive Email
直近の購入履歴などから、おすすめのキャンペーンなどをEinsteinが判別し、
Eメールを送信できます。
また、ソーシャルメディアなどでのつぶやきに応じてMarketing Cloudで取込判別し、
顧客に適したメールをEinsteinがInsightとして表示してくれるので、そのおすすめから
選択し、メール配信することも可能です。
Commerce Data Model
豊富なデータにより、Einsteinがよりレバレッジの効いたデータ分析を可能としてくれます。
気になるCommerce Cloudの構成は?
ちょっと写真がうまくとれず、見えずらいのですが・・・
Commece Cloudのプラットフォームは、下記のような構成となっています。
ショッピングサイトなどのeコマース部分は、主にJavaScriptでできているそうです。
また、Salesforceの組織とは、RESTfulAPIで統合することができるということでした。
サイトは、テンプレートが準備されていますが、ドラッグアンドドロップで画面開発が
できるわけではないため、現時点では、一般のユーザの方にはちょっとハードルが高い
かもしれません。
最後に
CommerceCloudは、ServiceCloudやSalesCloudとは、別のクラウドプラットフォームとなります。
日本のメーカでは、ユニクロが導入しているそうです。また、プーマ、個人的には馴染みがある、
BurtonもCommerceCloudを使っており、私も知らず知らずのうちにEinsteinに分析され、あこれも
いいねと、「ポチッ」っとクリックしているんだなぁと思いました。
新しいSalesforceファミリー、これからお買いもするときは、少し意識したいなと思います。
おまけ
Quipの情報です。
ちょっと気になったので、ブースにいってきました。
Quipは、モバイルからでも、ドキュメント作成ができ、各ドキュメントに対して、同僚や仲間との
コラボレーションができるツールです。ドキュメントにスプレッドシートや画像の挿入もできます。
Salesforceの組織との統合は、Winter17または、Spring17ぐらいになるらしいです。
Quip側で、ドキュメントに対して、Salesforceのレコードにメンション(赤枠部分)することで、
紐づくそうです。
SalesforceのAccountの画面では、Quipドキュメントが統合されて表示されます(赤枠部分)
<Dreamforceフィードバック勉強会>
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Dreamforceに参加したテラスカイのエンジニアが、現場の生の情報をテクノロジーカットでお伝えします。
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