2019年 年頭所感
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2018年は、創業以来の目標のひとつであった東京証券取引所一部市場での株式公開を実現することができました。これも多くのお客様、パートナーの皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
デジタルトランスフォーメーションをIT基盤で全面支援
2019年、多くの企業にとってデジタルトランスフォーメーションは無視することができない経営上の課題、あるいは戦略となることでしょう。テラスカイは2017年に「デジタルトランスフォーメーションに備えよ」と題したプライベートイベントを行いました。この時想定した未来が、今現実になろうとしています。私たちテラスカイは、更なる未来を見据え、挑戦し続けるお客様をIT基盤の面で強力に支援し、変革のパートナーとなってまいる所存です。
■拡がるポストモダンERPの潮流
2018年は東洋ビジネスエンジニアリング株式会社との資本提携にはじまり、SAPのクラウドマイグレーションを事業の柱とするグループ会社、株式会社BeeXは初年度2017年を上回る売り上げを達成しました。企業のポストモダンERPの潮流は、はじまったばかりです。これまで積み上げてきたITモダナイゼーションを成功させるLIFT & SHIFTのノウハウを、お客様のビジネスモデル変革を支えるIT基盤の構築に役立ててまいります。
■CX向上に欠かせない次世代コンタクトセンター
コンタクトセンターでのカスタマーエクスペリエンスは、どの企業においても注力分野のひとつです。2018年3月にリリースしたLINE連携のオムニチャネルコンタクトセンターサービス「オムニチャネルLINK for LINE」は、インターネット接続サービスSo-net様のコールセンターなどで既にご利用いただいています。当サービスはお客様の要望にお応えし、2019年初頭のバージョンアップも予定しています。また、日本上陸が発表されたばかりのAmazon Connectも多くの反響をいただいており、より洗練されたコンタクトセンターをご提案する準備が整ってまいりました。
■仮想アシスタント機能で進化するmitoco
コミュニケーションプラットフォーム「mitoco」は、2018年にユーザー様の声を反映した3回のメジャーバージョンアップを行い、りそな銀行様、みずほ銀行様をはじめ多くのお客様にご採用いただきました。11月には今期設立したR&D部の注力分野のひとつである仮想アシスタントをmitocoと連携させる「mitocoアシスタント」を発表しました。mitocoはAIをはじめとする新たなテクノロジーを取り込み、企業の働き方改革を推進し、お客様のビジネス改革に貢献してまいります。
私たちテラスカイは、経営理念である"一歩先ゆく確かな技術でお客様を支援する"のと併行して、先進のテクノロジーという未来の種をまき続けています。R&D部でスタートした量子コンピュータの研究を始め、新たな分野、テクノロジーへのチャレンジを続け、お客様、社員、株主、パートナーの皆様と新たな成功を享受できるよう邁進してまいります。
株式会社テラスカイ 代表取締役社長 佐藤秀哉