テラスカイ、AGCの日本・アジアの事業部門におけるSalesforce実装を支援
2021年2月18日
株式会社テラスカイ
テラスカイ、AGCの日本・アジアの事業部門におけるSalesforce実装を支援DX実現へ向け「標準CRM構想」と「CoE」でプロジェクトを推進
株式会社テラスカイ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐藤 秀哉、以下テラスカイ)は、AGC株式会社(以下AGC)の事業部門(カンパニー/SBU)の日本を含むアジア地域でのSalesforce実装プロジェクトを支援しています。
AGCは、2017年にDX推進部*を設置して全社的なデジタル化の加速・推進体制を整えたうえで、同部署と情報システム部が中心となって2018年から全事業部門を対象に顧客エンゲージメント向上のためのスマートセールスやスマートマーケティングを目的にSalesforceの導入を推進しています。DXを推し進めるAGCでは、複数の事業部門にSalesforceを導入するにあたり、以下の方針を掲げ、プロジェクトを開始しました。
- 事業領域やビジネスモデルが異なっていても、共通した基本要件を設定すること
- 複数の事業部門間で、システムの統率、標準化を進めること
これにより、組織の統廃合、ビジネスモデルの大きな変更等に際してもシステムが足かせになることなく、顧客エンゲージメントの向上を図っていくことが可能となります。
このプロジェクトの根幹は、複数事業部門を対象にSalesforceを大規模展開することを見据えた「標準CRM構想」です。この構想ではCoE(Center of Excellence)の考え方を取り入れ、システム全体の統率や標準化を図った上でSalesforceを展開していくことにしています。
テラスカイは、これまでの複数業界や事業へのSalesforce導入経験と知識からプロジェクトのパートナーに選定され、2018年より支援してきました。またCoEに関する知見を活かし、ガイドライン策定、標準テンプレート作成等の支援はもとより、AGCの各事業本部へSalesforceの導入支援・運用保守もおこなっています。
「標準CRM構想」は着実に進捗しており、AGCでは2021年2月現在、事業部門傘下の6つの事業本部にSalesforceを導入し、運用しています。この結果、お客様や案件ごとのビジネス経緯の把握・共有、お客様情報の引き継ぎなどの面で効率化が図れています。
AGCではDXの推進を通してお客様や社会への更なる価値を提供することを目指しており、Salesforceの拡充、展開は、顧客エンゲージメント向上の観点からこの方針に沿った取り組みと位置付けています。
*2017年当時の名称はスマートAGC推進グループ
【CoEについて】 CoE(Center of Excellence)は、社内の様々なITプロジェクトにおいて得られた知見やベストプラクティスを、他のプロジェクトに適用する役割を持つ仕組み/組織のことです。CoEによる以下の実現で、開発と運用の標準化で運用負荷を低減し、全社展開を促進します。
- 標準化ガイドラインの策定
- 最適なシステムアーキテクチャの設計
- ナレッジの集約、展開
- 新機能評価、ロードマップの策定
*本文中に記載された会社名、サービス名等は該当する各社の登録商標です。