岡三証券 機関投資家営業部がSalesforceを導入 業務のデジタルシフトを加速し、DXの足がかりに
2021年8月5日
株式会社テラスカイ
岡三証券 機関投資家営業部がSalesforceを導入業務のデジタルシフトを加速し、DXの足がかりに
岡三証券株式会社(本社:東京都中央区 取締役社長:江越 誠、以下岡三証券)は、社会状況とともに変化する顧客ニーズのより深い把握と、組織全体での提案力強化を目的として株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するCRM、「Salesforce Sales Cloud」を導入しました。株式会社テラスカイ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐藤 秀哉、以下テラスカイ)は、金融業界への豊富なSalesforce導入実績に基づく知見を活かし、開発支援しました。
【目的】岡三証券の機関投資家営業部では、顧客情報の管理方法が統一されておらず、担当者の転職などによって、顧客情報の引継ぎが十分にされないことや、担当者や部署単位に情報が限定されることで、非効率なアプローチや提案が行われているといった課題が顕在していました。
また、岡三証券では中期経営計画に基づき、社員の働き方と、顧客とのコミュニケーションスタイル双方の変革を目指して、デジタル技術の活用に取り組んでいます。CRMを導入し、社内組織の連携を強化し戦略的なアプローチや提案を行うことが今後の成長のためにも不可欠であると考え、新システムの導入を決定しました。
【導入プロジェクト】新システムの検討においては、金融業界でも多く採用されているSalesforceを選択、導入支援のパートナーについても、同じく金融業界へのSalesforce実績を多数有し、知見が豊富なテラスカイを選びました。
2020年11月にプロジェクトを開始、プロトタイプを検証しながら開発を進め2021年2月より運用を開始しました。SalesforceのSFA(営業支援システム)としての活用を見込み、証券会社がビジネスのパフォーマンスを図る際に極めて重要な指標であるブローカーポイント(*1)との連携についても、開発しています。
【今後の展望】2021年7月現在、Salesforceの利用促進フェーズであり、リリース以降に利用者から出た意見を基に改善を行いながらユーザビリティの向上を図り、同時に、組織力の強化に向けて他部門への展開計画も進行しています。また、業務システムとの連携や、モバイル活用が予定されています。
機関投資家営業部担当 兼 機関投資家営業部長 犬井 利充様のコメント
岡三証券グループ、および岡三証券は現在グループの中期経営計画に基づき、社員の働き方と、顧客とのコミュニケーションスタイル双方の変革を目指して、デジタル技術の活用に取り組んでいる最中です。世の中が急速に変化する中で、より詳細に投資家のニーズを知り、組織として戦略的にビジネスを展開していく必要があります。今回、Salesforceで構築したシステムは、組織が戦略的な動きをできるように変えていくエンジンになると確信しております。
*1ブローカーポイント:機関投資家からの評価指標となるポイント。ブローカーポイントの上昇は、取引量の増加、ひいては手数料収入の増加につながる。
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