テラスカイ、三菱UFJファクターの決済事業の査定事務を電子化
2022年11月4日
株式会社テラスカイ
テラスカイ、三菱UFJファクターの決済事業の査定事務を電子化査定事務1件あたりの処理時間が約1/3以下に、ビジネス競争力も向上
株式会社テラスカイ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐藤 秀哉)は、三菱UFJファクター株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長: 小川 浩一、以下MUF)の査定事務に関わるワークフローのデジタル化をSalesforce Sales Cloud*1 とmitoco*2によって実現しました。導入効果として、査定事務および決裁完了時間の大幅短縮、ペーパーレスやそれに伴うコストの削減、スピーディな提案活動が行えることや、Salesforceのレポート機能を活用したデータ活用等によるビジネス競争力の向上が挙げられます。
【背景】
社会全体でデジタル技術の導入・活用が重要視される中、 MUF社内の事務プロセスにはアナログな部分が数多く残っていました。このためMUFは、2019年より社内業務をデジタル化により効率性を向上させる「BPRプロジェクト」をスタートさせます。現状分析から開始し、最初に各業務フローの起点となる「査定事務」の効率化に着手、WordやExcelで作成したファイルを印刷し紙で回覧する工程を電子化しました。ワークフローのシステムには、既にMUF社内で活用されているSalesforceとグループウェア「mitoco」を採用することが、顧客情報マネジメントやユーザビリティの面から最適であると判断し、採用いたしました。
【プロジェクトスケジュール】
・2020年5月~2021年3月【フェーズ1】
主力商品の新規事前伺いおよび査定の申請・承認、見積書・契約書類の作成機能を実装
・2021年8月~2022年3月【フェーズ2】
フェーズ1で開発した機能のオプションサービスへの適用、変更査定への対応、自動採番機能を実装
【効果】
査定事務1件あたりの処理時間は、これまで115分ほどかかっていた時間が約80分削減されて35分程度となり、従来と比較して1/3に短縮されました。また、数日間かかっていた処理完了までの期間は、早い場合は当日の完了が可能になり、特に支社の場合は、社内便による紙資料回付が不要になったことで、大きく短縮しました。
利用している担当者からは以下の点で高く評価されました。
・移動中や在宅勤務中に査定が申請できる
・回付状況も一目で分かるため便利になった
・以前は契約書類を一つ一つ手作業で作成していたが、システムで自動作成が可能になり手間が減った
MUFの決済事業本部では、今回のプロジェクト成果を社内で積極的に紹介、横展開をしていき、MUF全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進への貢献をしていくとしています。
*1 Salesforce Sales Cloud セールスフォース・ジャパン提供の顧客管理(CRM)のソリューション
*2 mitoco サイト、ポータル、アプリケーションをスピーディに構築し、あらゆるチャネルで顧客、パートナー、従業員などとのコミュニケーションのやり取りを実現するソリューション
*本文中に記載された会社名、サービス名等は該当する各社の登録商標です。