みなさんこんにちは。 現在サンフランシスコで開催中の Dreamforce 2013 のレポートを現地よりお届けするシリーズ第三回です。 昨日は大雨の中、AT&T ParkにてGreenDayのチャリティーライブが開催されました。 ビリー・ジョーかっこいいですね! 途中、音響が止まるハプニングもありましたが、非常にエキサイティングな夜になりました!!
SF・ジャイアンツの本拠地 AT&T PARK
ライブステージ
GreenDay
Next GE Apps
それでは本題に戻り、Salesforce社の次世代のアプリケーション構想『Next GE Apps』に関して少し記載をします。
現在45億人の人々がソーシャルメディアでつながっています。 2017年までには50億のスマートモバイルが販売されることが予測されており、 スマートモバイル一つでサービスが完結する時代がすぐそこまで来ています。
次のステージとして生活に密着するような500億のプロダクトもネットワークと連動する時代が2020年までには実現するとの見解です。 これらを実現するためにAPIとサービスの強化をしたプラットフォームがSalesforce1です。
Salesforce1で使用可能なAPI一覧
Salesforce1のUIをサポートするためにheroku1を来年の春にリリースする予定です。
プロダクトにネットワークを接続することでプロダクト固有のソリューションの分析や利用状況などを監視することが可能となり、効率が良く、質の高いサービスをエンドユーザへ提供することが可能となると考えている。
また、顧客満足度の向上が最も効果的なマーケティングとなるとコメントをしていました。 キーセッションでは、BIOLabsの薬品などを管理する冷蔵庫管理システムをデモとして実演していました。 当システムはすでに稼働しており、90日で構築したそうです。
冷蔵庫にデバイスが取り付けてあります。
エンドユーザは薬品を出し入れする際にバーコードをスキャンします。
スキャンしたデータをSalesforceへ連携し、誰が、いつ、どの薬品をどこで操作したかを自動登録します。
エンドユーザは上記のオペレーションにより冷蔵庫内部の薬品の在庫管理が可能となります。 またデバイスより直接サポートへソリューションを起票することができるため、早期解決にも役立つとのことでした。 管理者側はSalesforceからどんなアクションを起こせるかというと・・
- 冷蔵庫の管理(フリーザ内部の温度、施錠)
- 在庫管理情報からフリーザ内部から消費の多い薬品のセールスアプローチ
- 過去の購入情報から新製品のセールスアプローチ
- ソリューションのナレッジ蓄積
- ソリューションの早期解決
といったことが可能なようです。 他のキーセッションでも同様なデモ(対象の製品は違いますが・・)を実施しており、Salesforce社が捉える次世代アプリの方向性を強調しているように感じました。成熟しつつあるSalesforce市場の新しいビジネスチャンスとなるのではないでしょうか?